喜ぶ人の総数を増やす。
やりたいからやる。 それだけ。

小林 裕二 (こばやし ゆうじ)
カンボジア事業部 プロジェクトメンバー
2015年 生命科学系の大学院
2017年 メーカー営業
2019年 人材系の営業
2021年 ジャパンハートに入職

これ、誰に喜んでもらっている仕事
なんだろう?

大学院では、ショウジョウバエや大腸菌に関する基礎研究をしていました。 基礎研究とは、「何の役に立つか」は問われないもの。 抽象的に「未来をよくするためのもの」と理解していたけれど、私にはどこかしっくりきていませんでした。 漠然と未来がよくなるようにと思って研究する間も、世の中には今まさに困っている人がいるのにと感じていました。 新卒では、大手材料メーカーの営業職に就きました。 メーカーの営業は、扱う製品を営業するところから納品まで2年かかる仕事もしばしばあります。 それも私には、違った。 材料は、それが変わってもあまり気づかれにくい。 目の前の人の困りごとが直接解決されるわけではない。 誰が喜んでくれるのか、自分には想像しにくかったからです。 次の転職先は、人材紹介の法人営業でした。 転職の決まった人が「転職してよかった」と語るのを聞いたとき、心からよかったと感じました。 だから、自分は誰のために働くかが明確な仕事が好きなのかもしれないと考えた。 しかし接客業のように、直接目の前の人を喜ばせたいわけでもなかった。 当時の自分は何がやりたいのか、迷っていました。

顔の見える誰かが困っている。
その人たちのために働く。

仕事が充実していなかった時期。 私は、休日も持て余していました。 ビジネスの説明会や講演会も参加しましたが、どこか「意識ばかり高い話」のように私には見えました。 しかしNPOのワークショップに参加した際。 難民支援のNPOでアフリカからの難民の方とお話し、友人になりました。 自分が役に立ちたいのは、この人だ。 この人のように、今いちばん困っている人のために、何かしたい。 その友人との出会いをきっかけに、海外で活動する非営利団体に興味を持ちました。 そこで興味を強めたのが、ジャパンハートです。 寄付9割で8億5千万円の収入がある団体。 海外では難しいと聞く小児がん手術ができる団体。 一方で組織や体制は、まだ途上だと聞いていました。 自分にできることが多そう。 チャンスだと捉えました。 自分はこれをやったのだ。 将来胸を張って言えることに、出会えた気がしたのです。

医療を届けるという目的のために、
スキルは手段でしかない。

カンボジアで任されているのは、医療資格を保持していないとできないこと以外の、すべてと言っても過言ではありません。 勤怠管理や給与計算、広報。 それからお金や物品の管理、組織体制や業務フローの構築、病院同士での医師の派遣や研修手配。 現場からトラブルや不満が聞かれたときには、調査を行い対応や改善を行います。 働き始めて2年になりますが、なんでもやってきたおかげで、自分は組織や仕組みを整えることが得意だったのだなと気づくことができました。 逆に言えば、経理のスペシャリストになりたいとか、労務以外はやりたくないと、具体業務にこだわりがあったら今の環境は合わなかったはず。 困っている誰かのために、と願う私にとっては、業務内容はあくまで手段でしかないのです。

自らリスクを背負い、
やりたいことを追いかける。

私自身の目標はシンプルで、今困っている人のために何かすること。 そうして喜ぶ人の総数を増やしていくことです。 お金のためでも、スキルのためでもない。 やりたいからやる。 これが全てです。 そして私に限らずジャパンハートには、やりたいからやる人が多いことを感じます。 ボランティアとして働く人や、仕事を辞めて海外に来る方は、自分で相応の覚悟を決めている人。 ここは、他の選択肢を捨ててでもやりたいことをやる人が集まる環境です。 自分と同じ価値観の方々とフラットに議論しながら働けるのは、光栄なことでもあります。 個人的には、より広義の意味でチャリティや非営利の領域に興味を広げていきたい。 医療だけでなく、教育や食料、紛争地への支援と、領域は様々。 喜ぶ人の総数を増やしていくため、ジャパンハートでも、その他の分野でも、全力でエネルギーを注げる場所を、私はつくり続けます。

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